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  • 執筆者の写真: Goldilocks Playroom
    Goldilocks Playroom
  • 10月28日
  • 読了時間: 4分

Feature Artist Story: “Satone Playroom”制作の舞台裏 − 繋がりから生まれたコラボレーション


時に、素晴らしいコラボレーションというのは壮大な計画から始まるものではありません。それはスタジオでの会話の中や、情熱が自然に重なり合う瞬間から生まれるのです。

今回の、里音/Satoneとのコラボレーションも、まさにそうして始まりました。


デビューアルバム『Back To Me』のレコーディングで初めて出会い、テイクの合間の何気ない会話が、やがてR&Bやソウル、音楽を通してストーリーを語ることへの共通の思いについてから、深い対話へと発展しました。そこには確かなケミストリーがありました。音楽的なものだけでなく、芸術的なビジョンとしての共鳴も。きっと、一緒に創作すれば、何か意味のあるものが生まれると確信できたのです。

 

そうして、私たちはその閃きを形にすることを決めました。



シンガー、アーティスト里音


曲の選定 ― ルーツとアイデンティティへの敬意

 

まず私たちは、彼女の音楽的な基盤を映し出す3曲を選びました。温かさ、繊細さ、そしてソウルを感じさせる楽曲です。

  • Time Will Time – 宇多田ヒカル

  • Don’t Know Why – Norah Jones

  • Love on the Brain - Rihanna


大幅なアレンジや重ねたハーモニーを加えるのではなく、私たちはあえて逆の方向を選びました。

One voice. One instrument. One room.


コンセプトはシンプル ― “本物の表現” に導かれるままに。



デュオ・アレンジの構築


プロデューサーはそれぞれの曲を〈ギター+ボーカル〉のデュオスタイルへと再構築しました。

その目的は次の3つ。

  • オリジナル曲が持つ感情の本質を保つこと

  • 一本のギターで、バンド全体のグルーヴやハーモニーの深みを表現すること

  • アーティスト里音の声が息づき、自由に動き、輝ける空間を作ること

 

ドラムやベースのリズムは、ギターのフレージングの中にさりげなく示唆され、メロディックなフィルや拡張されたハーモニーが曲の流れを支えました。すべては、里音のパフォーマンスを引き立てつつも決して邪魔しないように緻密に作られました。

 

彼女の声は温かく、豊か。

そのダイナミクスは繊細で、コントロールされていました。

ひとつひとつの息づかい、表現、そして音の余韻にまで、確かな感情が込められていました。


それは“本物の瞬間”であり、スタジオ全体の空気が変わるような瞬間でした。



セッションの記録 ― 2つのビジュアルの世界


私たちは、映像にも音楽と同じだけの意図と深みを込めたいと考え、パフォーマンスの撮影は2つの異なるスタイルで行いました。

プラットフォーム

スタイル

目的

ショート動画 (SNS)

スマートホンカメラ

視聴者が、まるでその場に居合わせるかのような感覚

フル動画 (YouTube)

シネマスタイルカメラ & カラートーン

温かみ、雰囲気たっぷりで没入感のあるリスニング体験を創り出す

同じパフォーマンスでも、映し出し方によって2つの異なる感情的なストーリーを語ることができる。それを目の当たりにするのは、とても興味深い体験でした。

 

テイクの合間には写真撮影も行い、彼女の自然な笑顔や静かな瞬間、そして収録に集中する表情を捉えました。それらの写真は、その日の中でも特にお気に入りのものになりました。

作り込まれていない、自然体の姿。そこには“動きの中にある本物のアート”が映っていました。



🎙️ アーティスト紹介 里音/Satone

 

日本で生まれ、アメリカで育った里音は、ゴスペル、ソウル、そしてR&Bに囲まれて育ちました。彼女のパフォーマンススタイルは、豊かで力強いトーンと繊細な感情表現を見事に融合させたもの。その絶妙なバランスは稀であり、深く心を揺さぶります。

 

これまでに、さまざまなプロデューサーとのコラボレーションを収録したフルアルバムをリリース。東京や大阪を中心に精力的にライブ活動を行っています。彼女の存在感は温かく、地に足がついていて、そして何よりもソウルフル。


彼女のこれからの歩み、そして今回のコラボレーションの瞬間をぜひこちらでご覧ください:





自分だけの作品を創りたいあなたへ


もしあなたがこんな思いを抱いているなら…

  • 自分の音楽を“本物の姿”で形にしたい

  • パフォーマンスを視覚的な表現に落とし込みたい

  • 自分らしさを映し出すクリエイティブな方向性を探りたい

 

私たちは、ぜひ一緒に創り上げたいと思っています。

ここで私たちが行っているのは、単に音楽を磨くことではありません。アーティストの“内側”からのサウンド、アイデンティティ、そして表現そのものを育てていくお手伝いをしています。

 

あなたの音楽の“瞬間”を、一緒に創りましょう。


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Goldilocks Playroom

私たちの音楽・レコーディングスタジオは東京都新宿区高田馬場にあります。

 

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